離婚後の姓はどうすればいいの?

結婚すると、男性か女性のどちらかの姓が変わりますよね。
日本では多くの場合、女性が姓を変えるのがほとんどです。

ところが離婚してしまうと、姓を変えていた人には次の2つの選択肢が生まれます。

・旧姓に戻る
・結婚時の姓をそのまま名乗る

この選択は、単純なようで実はとても重要な選択です。
それではどのような点に注目すべきなのか、ポイントを見ていきましょう。

旧姓に戻ることを選んだ場合

離婚して旧姓に戻るというのは、とても一般的で、多くの人が選択しています。
でも、実は旧姓に戻ることにはメリットとデメリットがあります。

旧姓に戻るメリット

離婚して旧姓に戻ることで、気分を変えて再スタートしやすいというメリットがあります。
離婚は結婚生活を終わらせる悲しい事ではありますが、
見方によっては人生をやり直すチャンスでもあります。

元パートナーとは縁を切ったということもハッキリでき、
再スタートする気分を引き立ててくれるのです。

また周りに離婚宣言をしなくても、姓が変わったことで察してくれるというメリットもあるので、
会社や親類などに離婚を公言する必要がありません。

旧姓に戻るデメリット

旧姓に戻るデメリットは、何といっても手続きが面倒という点です。
銀行口座からクレジットカード、生命保険などなど、
多くの契約においてすべて名前の変更を申請しなければなりません。

さらに仕事をしている人は、仕事にかかわる契約なども変更が必要となり、
取引先やお客さんへの説明も必要になります。

また子供も一緒に姓が変わる場合は、学校への届け出なども必要となり、
手続きしなければならないことが山積みになってしまいます。

さらには知られたくない人にまで離婚を知られてしまうという欠点もあります。
いちいち離婚の事実を公表する必要のない相手でも、離婚したことがばれてしまうので、
離婚を隠したいという人には大きなデメリットとなります。

もちろん子供の場合も同様で、姓が変わったことを学校で指摘される可能性もあります。
子供は時に残酷なので、姓が変わったことでからかわれてしまうことも予測されます。

こうして見ると離婚して旧姓に戻るということは、意外にもデメリットが多いことがわかりますね。

結婚時の姓をそのまま名乗ることを選んだ場合

最近では世間体などを考慮して、離婚してもそのままの姓を名乗る人も増えてきています。
ただ、こちらもメリットとデメリットがあるので、しっかりと把握していきましょう。

結婚時の姓を名乗るメリット

離婚しても姓を変えないということは、色々な面でメリットがあります。
まず、色々な手続きが必要ないというメリットです。

銀行口座やクレジットカードなどの契約においてはもちろんのこと、
仕事上の契約などもいちいち変更する必要がありません。
ただし、離婚と同時に住所が変更になる場合は、
住所の変更が必要なので一概に楽になるとは言えません。

また離婚したことを周囲に知られることがないという点も大きなメリットです。
親しい人にしか離婚を知られたくないという場合や、
子供がお友達に離婚を知られたくない場合なども、
姓が変わらなければ知られる機会も少なくなります。

最近では仕事の立場上の問題や、子供の立場を考慮して、
結婚時の姓をそのまま名乗るメリットが注目されています。

結婚時の姓を名乗るデメリット

結婚時の姓をそのまま名乗ることは、たくさんのメリットがある一方でデメリットもあります。

まず最初は気分がすっきりしないというデメリットです。
離婚して人生をやり直そうと思っているのに、
元パートナーの姓を名乗り続けることはストレスにつながります。

またそのままの姓を名乗り続けることを選択してしまうと、簡単には変更できないというデメリットもあります。
一度姓を決定してしまうと、余程の理由がない限り認めてもらえないことが多いのです。

子供のためにそのままの姓を選択したけれど、やっぱり元パートナーの姓を名乗り続けるのが辛い…
そう思っても、もう変更ができないというわけですね。

さらには特殊な例として、再婚後、再び離婚してしまった場合、旧姓には戻ることができないという欠点も。
ややこしい話なので、例を出して説明してみます。

山田さんが結婚して田中さんになりましたが、離婚してしまいました。
その際、田中のままでいることを選択したとします。
そしてその後、木村さんと再婚しましたが、また離婚してしまいました。
このとき選べる姓は「田中」か「木村」かのどちらかとなり、旧姓の「山田」には戻ることができないのです。

つまりこの選択をしてしまうことは、離婚した相手の姓を一生背負い続けるという覚悟が必要というわけです。

猶予は3か月!慎重に選びましょう

離婚してから姓を選択するまで、3か月間の猶予があります。
離婚してすぐに早まって決めてしまうのではなく、
できるだけ自分や子供にデメリットの少ない方を選択したいものですね。

そのために、この3か月を有効活用して、離婚後の生活を予測してみることが大切です。
冷静に未来をシミュレーションして、有意義な選択をしていきましょう。

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